「筋トレをしたほうがいいのは分かっているけど、何から始めればいいか分からない」
「久しぶりだから、いきなりきつい筋トレをするのは不安」
そんな人は、まず家でできるシンプルな筋トレを1セットだけから始めてみましょう。
40代・50代から筋トレを始める場合も、最初から重いダンベルを使ったり、限界まで追い込んだりする必要はありません。
今回紹介するのは、
- ヒップリフト
- 横向きで膝を開く(クラムシェル)
- バードドッグ
- 椅子からの立ち座り
- 壁腕立て
の5種目です。
どれも特別な器具を使わず、家の中で始めやすいものを選びました。
基本は1種目8〜12回を目安に、1セットから始めてみましょう。
バードドッグは、左右5〜8回を目安にゆっくり行います。
大切なのは、最初からたくさんやることではなく、
「これなら続けられそう」
と思える量から始めることです。

筋トレは、最初から頑張り切る必要はありません。まずは「正しくできる回数」を丁寧にやることから始めてみてください。
この記事では、40代・50代でこれから筋トレを始めたい方に向けて、家でできる初心者向けの5種目と、回数・休憩・きつさの目安をわかりやすく紹介します。
40代・50代の筋トレは何から始めればいい?
筋トレを始めるときに大切なのは、最初から難しい種目や強い負荷を選ばないことです。
まずは、
- 動きが分かりやすい
- 家でできる
- 負荷を調整しやすい
- 全身をバランスよく使える
といった筋トレから始めるのがおすすめです。
今回紹介する5種目は、
お尻・脚・体幹・上半身
をバランスよく動かせるように選んでいます。
また、筋トレは「きつければきついほどいい」というものではありません。
初心者のうちは、フォームが崩れるまで頑張るより、
少し余裕を残して終える
くらいで十分です。
最初は1セットだけでもOK。
慣れてきたら、回数を増やしたり、2セットにしたりしながら少しずつ負荷を上げていきましょう。
最初は難しい筋トレより、正しくできる基本動作から。
まずは5種目を1セットでOK。
初心者は週何回くらいから始める?
筋トレを始めたばかりの人は、まず週2回くらいからで十分です。
毎日やらないと効果がないわけではありません。
むしろ初心者のうちは、筋トレをした翌日に、
- 筋肉痛が強く残る
- 体が重い
- 関節に違和感がある
といったこともあります。
そんな日は、無理に同じ筋トレを繰り返さず、体を休ませる日にしてOKです。
たとえば、
月曜日と木曜日
火曜日と土曜日
のように、間に1〜2日あけながら行うと続けやすくなります。
慣れてきて疲れも残らなくなってきたら、週3回に増やしてもかまいません。
「まずは週2回。余裕が出てきたら週3回」
くらいに考えておけば十分です。
「今週は1回しかできなかった」と気にしすぎる必要もありません。
大切なのは、短期間に頑張ることより、無理なく続けられるペースを見つけることです。
筋トレ以外も含めた運動時間や週の回数について知りたい方は、「40代・50代の運動は1日何分?週何回から始めればいい?」も参考にしてみてください。
家で始める初心者向け筋トレ5種目
ここからは、家でできる初心者向けの筋トレを5種目紹介します。
順番は、
仰向け → 横向き → 四つ這い → 立位
と、少しずつ姿勢を変えながら進めていきます。
まずは各種目1セットでOKです。
回数よりも、ゆっくり丁寧に動けることを優先してみましょう。

ヒップリフト

仰向けになり、両膝を立てます。
足は腰幅くらいに開き、お尻をゆっくり持ち上げましょう。
腰を大きく反らすのではなく、お尻を使って体を持ち上げるイメージで行います。
目安:8〜12回
上まで持ち上げたら、一度止まってからゆっくり下ろします。
腰に痛みや違和感が出る場合は、高く上げすぎず、痛みのない範囲で行いましょう。
横向きで膝を開く(クラムシェル)

横向きになり、両膝を軽く曲げます。
かかとを合わせたまま、上側の膝をゆっくり開いて戻します。
目安:左右8〜12回
大きく開こうとすると、骨盤ごと後ろへ倒れやすくなります。
骨盤はできるだけ動かさず、お尻の横〜後ろあたりを使う感覚を目安にしてみましょう。
バードドッグ

四つ這いになり、片方の腕と反対側の脚をゆっくり伸ばします。
伸ばしたところで2〜3秒キープして、ゆっくり元に戻します。
左右交互に行いましょう。
目安:左右5〜8回
手足を高く上げる必要はありません。
腰を反ったり、体が左右に大きく傾いたりしない範囲で、姿勢を保ちながら動かすことを優先します。
椅子からの立ち座り

安定した椅子に座り、足を床につけます。
少し体を前に倒しながら立ち上がり、ゆっくり椅子へ戻りましょう。
目安:8〜12回
勢いをつけず、自分でコントロールできる速さで行います。
立ち上がるのが難しい場合は、座面が少し高い椅子を使ったり、必要に応じて手を添えたりしてかまいません。
壁腕立て

壁に両手をつき、体を少し壁から離します。
体をまっすぐ保ちながら肘を曲げて壁へ近づき、ゆっくり壁を押して元の位置へ戻ります。
目安:8〜12回
肩をすくめず、無理のない範囲で行いましょう。
壁を押して戻るときは、最後まで壁をしっかり押すイメージで行うと、胸や腕だけでなく肩甲骨まわりも使いやすくなります。
5種目すべて行っても、最初は1セットで十分です。
8回が難しければ5回からでもOK。
まずは、
「フォームを崩さずにできる回数」
を自分のスタート地点にしてみましょう。

最初は回数を増やすより、「どこを使っているか」を感じながらゆっくり動くほうが大切です。
筋トレは何回やればいい?
筋トレを始めるときは、最初から回数を多くする必要はありません。
今回のメニューは、基本的に8〜12回を目安にしています。
ただし、8回でもきつい場合は5回から始めてもOKです。
バードドッグは、回数を増やすことより姿勢を保つことを優先して、左右5〜8回を目安に行います。
大切なのは、回数をこなすことよりも、フォームを崩さずに丁寧に動けることです。
目安としては、
最後の2〜3回で少し頑張るけれど、まだ正しい動きを続けられる
くらいがちょうどいいでしょう。
逆に、途中でフォームが崩れたり、勢いをつけないとできなくなったりする場合は、そこで一度終えてかまいません。
まずは1セットから始めて、余裕が出てきたら2セットへ増やしていきましょう。
回数より、正しくできることを優先。
まずは1セットからでOK。
セット間・種目間はどのくらい休めばいい?
筋トレの途中で休む時間は、30秒〜1分くらいをひとつの目安にしてみましょう。
ただし、毎回きっちり休憩を入れる必要はありません。
今回のような初心者向けメニューなら、
- 呼吸が乱れていない
- フォームが崩れていない
- 次の種目も余裕をもってできそう
という場合は、そのまま次の種目へ進んでもOKです。
反対に、
- 息が上がっている
- 脚がふらつく
- 力が入りにくい
- 動きが雑になってきた
というときは、無理に続けず一度休みましょう。
2セット目を行う場合は、1分前後休んでから再開するくらいで十分です。
大切なのは、決められた休憩時間を守ることではなく、次の動きを丁寧にできる状態まで回復することです。
テンポよくできる日は休憩を短く。
少し疲れている日はゆっくり休む。
その日の体調に合わせて調整してみてください。
どのくらいのきつさがちょうどいい?
筋トレというと、限界まで頑張らないと効果がないと思う人もいるかもしれません。
でも、始めたばかりのうちは、そこまで追い込む必要はありません。
目安は、
- 最後の2〜3回で少し頑張る
- でもフォームは崩れない
- 息を止めずにできる
- 終わったあとに強い疲れを残さない
くらいです。
「もう1〜2回ならできそう」
と感じるくらいで終えてOKです。
逆に、
- 体を反らす
- 勢いをつける
- 息を止める
- 痛みを我慢する
ようになってきたら、今の負荷や回数が少し強すぎるサインです。
そんなときは、回数を減らしたり、動きを小さくしたりして調整しましょう。
初心者のうちは、頑張り切ることより、正しい動きを繰り返せることを優先してみてください。
「もう1〜2回できそう」で終えるくらいでOK。
フォームが崩れるほど追い込まない。
筋肉痛がある日は休んだほうがいい?
筋トレを始めたばかりの頃は、翌日に筋肉痛が出ることもあります。
そんな日は、痛みの強さや体の動かしやすさを見ながら判断してみましょう。
軽い筋肉痛で、
- 日常生活には支障がない
- 動き始めれば少し楽になる
- 強い痛みではない
という程度なら、ウォーキングや軽い体操など、無理のない範囲で体を動かす程度ならかまいません。
ただし、筋肉痛がある部位を無理にもう一度鍛える必要はありません。
特に、
- 歩いたり立ったりするだけでもつらい
- 同じ部位を動かすと強く痛む
- フォームを保てない
- 関節に痛みがある
という場合は、その部位の筋トレはいったん休みましょう。
初心者のうちは、同じ筋肉を毎日鍛えなくても大丈夫です。
筋トレをしたあとに体を休ませる時間も、続けていくうえでは大切です。
「筋肉痛がある=効いている」
と考えて、毎回強い筋肉痛を目指す必要もありません。
むしろ、
次のトレーニングを気持ちよくできるくらいに回復してから再開する
くらいに考えておくと続けやすくなります。
こんなときは無理に筋トレしない
筋トレは続けることが大切ですが、体調が悪い日に無理して行う必要はありません。
たとえば、
- 発熱や強いだるさがある
- いつもより疲れが強い
- 関節や筋肉に強い痛みがある
- 息苦しさや胸の痛みがある
- めまいやふらつきがある
というときは、いったん休みましょう。
また、筋トレ中に鋭い痛みや普段と違う痛みが出た場合も、その種目は中止してOKです。
「決めた回数だから最後までやらないと」
と無理に続ける必要はありません。
特に、普段と違う息苦しさや胸の痛み、強いめまいがある場合は、運動を中止して、必要に応じて医療機関へ相談してください。
今回の筋トレでは、
少し頑張ることと、無理をすることは別
と考えておきましょう。
体調に合わせて休むことも、長く筋トレを続けるためには大切です。
強い痛みや普段と違う症状がある日は無理をしない。
「今日は休む」も正しい選択。
慣れてきたら少しずつ負荷を上げよう
今のメニューがラクにできるようになってきたら、少しずつ負荷を上げてみましょう。
ただし、回数・セット数・種目の難しさを一度に全部増やす必要はありません。
たとえば、
- 5回 → 8〜12回に増やす
- 1セット → 2セットにする
- 動作を少しゆっくり行う
- バンドなどを使って負荷を加える
- 壁腕立て → 台に手をつく腕立てへ進む
というように、どれかひとつだけ変えるくらいで十分です。
「前よりフォームが安定してきた」
「終わったあとにかなり余裕がある」
「もう少しやってみたい」
と感じたら、負荷を上げるタイミングのひとつの目安です。
逆に、負荷を上げたことで、
- フォームが崩れる
- 勢いを使うようになる
- 痛みや違和感が出る
- 翌日まで強い疲れが残る
という場合は、少し戻してみましょう。
筋トレは、難しい種目へ進み続けることが目的ではありません。
今の自分に合った負荷で、丁寧に続けることのほうが大切です。
今回の5種目も、慣れてきたらバンドなどを使うことで、少しずつ負荷を上げていけます。
負荷を上げるなら、まずはひとつだけ。
フォームを保てる範囲で少しずつ。
まとめ|まずは5種目を1セットから始めよう
40代・50代から筋トレを始めるなら、最初からきついトレーニングをする必要はありません。
今回紹介したのは、
- ヒップリフト
- 横向きで膝を開く(クラムシェル)
- バードドッグ
- 椅子からの立ち座り
- 壁腕立て
の5種目です。
まずは、フォームを崩さずにできる回数を1セットから始めてみましょう。
8〜12回が難しければ、5回からでも大丈夫です。
種目の間は30秒〜1分を目安に休み、余裕があればそのまま次へ進んでもOK。
筋トレは、毎回限界まで頑張ることよりも、
正しい動きを、無理なく続けること
のほうが大切です。
慣れてきたら、回数やセット数を増やしたり、バンドを使ったりしながら少しずつ負荷を上げていきましょう。
40代・50代の筋トレは、
「できることを少しずつ積み重ねる」
くらいで十分です。
まずは今日、5種目のうちできそうなものから1セットやってみましょう。

